16/07/2018
ケンブリッジ大学の非営利部門であるケンブリッジ・アセスメントは、7月16日、英語の指導と学習の両面でより良い支援を教師と生徒に提供するために、東南アジア教育大臣機構地域言語センターSEAMEO(RELC:Regional Language Centre)とのコラボレーションに関する覚書に署名したことを発表しました。
今回の覚書締結により、子どもから成人学習者まで、英語で効果的に「書く」、「読む」、「話す」、「聞く」ために必要なスキルを確実に伸ばす、国際的に認められている試験・Cambridge English Qualifications 「ケンブリッジ英語検定」を受検する機会が今後はもっと充実します。さらに、当コラボレーションを通じて、ケンブリッジのCELT-P(小学校英語指導者用サーティフィケート)やCELT-S(中学・高校英語指導者用サーティフィケート)の英語教授資格取得が奨励され、小中高の英語教師の専門スキルの向上に繋げる構えです。
ケンブリッジ・アセスメントのグループ・チーフエグゼクティブであるサウル・ナセーは、「ケンブリッジ・イングリッシュは、人々が英語を学び、身に付けたスキルを世界に証明できるように支援しています。 SEAMEO RELCとのパートナーシップにより、生徒が英語を習得するためのゲートウェイとなる先生方のためにファーストクラスの専門的な研修プログラムを提供できることを嬉しく思っています。東南アジアが引き続き世界の表舞台に立つために、英語学習者に生涯を通して役立つケンブリッジ英語検定の受検機会を提供できることを大変うれしく思っています」とコメントしています。
SEAMEO 地域言語センターのディレクター兼 CEOであるSusan Leong氏は次のように述べています。「英語はASEANが加盟国間で英語を使用言語として採用しているため、当地域における教育システムの優先事項です。したがって、英語のスキルを身につける必要があり、ケンブリッジ英語検定の活用により、生徒が教育やビジネスに役立つ実用的な英語力を身に付けることに役立ちます。」
両機関はさらに、ケンブリッジ・アセスメントの一機関である入学・採用試験開発機構のテストを提供するために協力し、英語圏の国で医学を学び、医療関係の仕事を希望する人々のための医療分野に特化したテストも提供します。例えば、ケンブリッジ・パーソナルスタイル・アンケート、思考スキルアセスメント、教育と医療関係者のための数学スキル、医療従事者のためのバイオメディカル入試と医療英語テストです。
SEAMEO 地域言語センターは、ブルネイ・ダルサラーム国、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、東ティモール、ベトナムの11のSEAMEO加盟国の間で、教育、科学、文化における地域協力を促進するために、東南アジア教育大臣機構(SEAMEO)により設立された24の専門家センターの一つです。
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