09/02/2017
昨秋、ケンブリッジ大学英語検定機構とStudy Portalが、2,275にもおよぶ学部および大学院進学準備コースの情報をまとめました。
世界の80%を網羅している報告書には、コースの内容や費用、必要とされる英語のレベル等の情報が含まれています。
世界の準備コースで求められる英語テストは?
全ての大陸(アジア、欧州、北米、オセアニア)でIELTSおよびTOEFL iBTという結果が報告されていますが、その他の試験としてCambridge English: Advanced (CAE)、Cambridge English: First (FCE)と、ケンブリッジ英検も使われていることが分かります。
学部準備コースではIELTSスコアで5.0-5.5 (CEFRレベルでB1-B2)、TOEFL iBTで45-60 ポイント、大学院進学準備コースでIELTS 5.5-6.5 (CEFRレベルB2-C1)、TOEFL iBTで65-75 ポイントの水準であること、また、大学院の方が高い英語力が必要なのは当然ですが、その中でもオセアニアと北米は、欧州(英国)のIELTSバンドスコア5.5が最も多いケースであるのに比べ、それぞれIELTS6.5と6.0と、より高い水準を求められていることが分かります。
報告書には「Insights from Industry experts(業界の専門家からのコメント)」欄があり、例えば「IELTSはオーストラリアではビザ取得に活用できる唯一の英語力資格と考えられていたが、昨今ではCambridge English: Advanced (CAE)を含めより多くの資格が大学により認定されてきているので、今後はIELTS以外で出願をする学生が増える可能性がある」「通常IELTSのバンドスコアは1セメスターごとに0.5上がると予測される」など、興味深い情報が記載されています。
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