10/05/2019
エストニアの教育研究省は、高水準の英語力に達した高校生は、CEFRレベルB2に設定されている高校卒業時受験する英語テストの代わりに、ケンブリッジ英語検定のC1 Advancedを受けることができるようにする、と発表しました。
Mailis Reps教育大臣は、次のように説明しています。
「今秋から、すべての若者が無料で世界的に通用する英語力試験を受けられるようになり、それによって競争力を高め、選択肢を広げることができます。エストニアの何百人もの若者が国際的に認められた英語力試験を受け、かなりの金額を払っています。国として、現時点でそのような高額な受験料を支払うことができない家庭の生徒に同じ機会を与えたいと考えた結果です。」
こうしたイニシアチブをエストニアの教師協会は歓迎しており、教師協会のリーダー・Margit Timakovは、「国が国の試験で測定されるB2レベルよりも語学力が高い学生に支援を示していることは非常にポジティブなこと」と見解を表明しています。
弊機関の欧州戦略開発責任者であるAlistair Starlingは、次のように述べています。
「エストニアはすでに非常に高い水準の英語教育を実施しています。高校卒業時の英語力のレベルがCEFRでB2とされており、欧州の中でも最高水準を設定している国の一つです。ケンブリッジでは、エストニアの生徒がケンブリッジのハイレベルな英語試験で世界の他の国の受検者よりも高い平均スコアを達成しているのを定期的にウォッチしています。英語力がB2レベルを超える生徒は、ケンブリッジ英語検定のC1 Advancedを受検することになりますが、当試験を選択することで、エストニアのトップ企業により採用される機会が広がること、ひいてはこれらの企業の成長を持続させる原動力となる、そんな素晴らしい機会を得ることができます。同様に重要なのは、彼らが本当に高いレベルの英語力を持っていることを証明できる卒業生の数を増やすことにより、政府はその国の経済的競争力に重要な投資を行うことになる、ということです」
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