01/01/2015
いよいよCambridge English(ケンブリッジ英検)スケールの導入が開始されます。
Cambridge Englishスケールとは2015年1月1日以降の試験結果を報告する新しく、分かりやすい評価方法です。現在の成績報告の方法と長年の研究に基づいて作られました。試験結果をよりシンプルに、はっきりと、詳しくお知らせします。
Cambridge Englishスケールとは?
Cambridge English(ケンブリッジ英検)の成績報告に使用されるスコアの範囲です。みなさんはヨーロッパ共通参照枠(CEFR)についてご存知でしょうか?言語能力を記述した国際的な基準であり言語の熟達度を測る参照スケールです。Cambridge EnglishスケールはCEFRを補足するためのものですから、CEFRよりも詳しい試験結果がわかります。
例えば、CEFRのレベルB2にあたる2人の受験者がいるとします。CEFRでは同じレベルですが、スケールで表すとスコアで異なるため、英語力レベルが違うのが分かります。
従来の合否、CEFRレベルに加えて、1月以降、中高生対象のファーストを含む、ケンブリッジ英検ファーストからアドバンスト、そしてプロフィシエンシーまで、試験の成績がCambridge Englishスケールで報告されます。なお、IELTSはスケールに対応付られていますが、スケールのスコアで成績報告されることはありません。
Cambridge EnglishはCEFRのさまざまなレベルに着目した試験で、スケール上の特定のポイントに位置付けされています。どのケンブリッジ英検を受けてもスコアが同じであれば、同じレベルの英語能力であることが示されます。つまりCambridge Englishのファーストを受験してスコアが185だった受験者はアドバンストを受験しても、スコアは185が取れると予想されます。このように試験結果が従来よりも分かりやすくなり、受験を通して学習者の進歩が明確に分かるようになる、というわけです。
Cambridge Englishスケールの見方
ケンブリッジ英検スケールのスコアは2014年12月までの標準得点と受験者プロフィールに代わるものです。受験者はCambridge Englishスケールで総合評価スコアを受け取ります。このスコアで自分のグレードとCEFRレベルが分かります。受験者はまた「読む」「書く」「話す」「聞く」の4技能と、文法・語彙力に関し、言語スキルごとにスコアを受け取ります。新しくなった結果ステートメントを見ると受験者のスキルごとの熟達度がわかり、異なるスキルの成績を比較することができます。
この詳しい試験結果により、大学受験や就職に必要な英語能力のレベルが簡単に分かるようになります。また受験者も教師も成績に関してより詳しい情報を得ることができるので、上達の必要な分野が簡単に分かるようになることがお分かりでしょう。
Cambridge Englishスケールは幅広い研究に基づいて過去の受験者からのフィードバックに応えて開発されました。詳細情報についてはこちらをご覧ください。