17/07/2020
米国で当該職に応募する医師と看護師は、医療専門家を対象とした世界で唯一の国際英語テストであるOETを用いて英語運用能力を検証できるようになりました。
OETが外国医師卒後教育委員会|国際医学教育・研究振興財団(ECFMG®|FAIMER®)、フロリダ看護委員会、オレゴン州看護委員会により正式に認められました。
ECFMG認定は、アメリカ以外の国の医師 (International Medical Graduates:IMGs)が米国卒後医学教育認定評議会によって認定された米国でのレジデンシープログラムまたはフェローシッププログラムに参加する準備ができているかどうか、および医師免許機関(Medical Licensing Authority)から実践するためのライセンスを取得できるかどうかを評価します。ECFMGは、Covid-19による合衆国医師免許試験®(USMLE®) ステップ2 臨床技能(CS)コンポーネントの一時停止の結果、認定された米国居住者またはフェローシップへの2021年に参加を求めるIMGsのECFMG認定の臨床スキル要件を満たすための経路を特定しました。これらの経路に、OETによる英語能力の評価が含まれています。
フロリダ州とオレゴン州の看護規制当局によるOETの承認は、2020年末までに各州の規則に記載されます。 OETの結果が受け入れられ次第、これらの州における就労に関心のある方々に続報をアドバイスさせて頂く予定です。
ECFMG認定のため、IMGsに必要とされるグレードは、OET(医師用)の4つの測定コンポーネント(リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング)のそれぞれについて、350(グレードB)以上のスコアがです。オレゴン州にに申請する看護師は最低4つのグレードB(最低スコア350)を達成する必要があり、フロリダ州でライセンスを申請する看護師は最低4つのグレードC +(最低スコア300)を達成する必要があります。
OETのCEO、Sujata Stead氏は、このたびの米国でのOETの受け入れについて喜びを語っています。
「米国の医療制度に参画したい世界中の米国以外の国の医師(IMGs)と看護師は、医療従事者向けに特別に設計された英語能力テストを使って実現できるようになりました。 OETのテストタスクは、医療現場で遭遇する可能性が高い実際のコミュニケーションシナリオを再現しているため、キャリアとの関連性がはるかに高いのです」とStead氏は述べています。
「さらに、OETは現在、米国だけでなく英国やオーストラリアを含む他の9か国でも認められており、まさに国際的なキャリアへの医療専門家のパスポートといえるでしょう。」
IMGsは、2020年8月よりOET(医師用)受検を今すぐ事前登録できます。なお、ECFMGは、2018年7月1日以降に実施されたテストで最低スコア要件を満たす場合はOET(医師用)スコアを受理する、とのことです。
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OET(Occupational English Test)は英語圏で医療従事者としての登録・ 開業を目指す方々の英語力を判定する 医療分野に特化した英語試験です。