12/02/2018
英国とアイルランドに登録して就労を希望する国際的なトレーニングを受けている医師の皆さんには朗報です。
登録のための英語能力の証明に、「OET」の成績を使えることができるようになります。
2018年2月8日から、英国とアイルランドの医師を統括する総合医師会(GMC)と医師会(MC)がそれぞれ、登録に使える英語能力の証明としてOET(Occupational English Test)を認定することになりました。ケンブリッジとオーストラリアのBox Hill Instituteが共同所有しているOETは、オーストラリア、ドバイ、ニュージーランド、シンガポール政府によって認定され英語力の証明として使われています。また、英国の看護および助産師評議会およびアイルランドの看護および助産師協会にも認定を受けています。
OETのCEO Sujata Stead氏は次のように説明しています。
「OETが他のテストと異なっているのは、医療従事者のために設計された英語力テストであるという点です。医療従事者が毎日遭遇するような実際のコミュニケーションシナリオを使用します。
たとえば、資格をもったスピーキングの試験官が患者や介護者役をすることで、受検者は典型的なシナリオを使用して、対面式ロールプレイを介して医師の患者への声かけ等、話す力を評価します」
ロンドン大学のインペリアル・カレッジの呼吸器科のMartyn Partridge教授は、OETの医師向けのテスト教材を最近レビューし、次のように述べています。
「試験問題は非常に高い水準で作成されており、真正さ(本物らしさ)・有効性をともに備えているため、英国における医師の日々の仕事に直結しているといえる」
「総合医師会(GMC)と医師会(MC)は、英国とアイルランドに登録して働く海外からの医師に幅広い選択肢を与えてくれることを嬉しく思っています。安全で質の高いケアを提供するうえでコミュニケーションは非常に重要であり、OETは医療関連のテストとして、必要なレベルを達成した医師が職場で効果的なコミュニケーションをとることができるようにします。OETは現在、40か国の100以上の拠点で毎月受検することが可能です。
詳細はwww.occupationalenglishtest.orgをご覧ください。
OETのGMC英語テスト要件の詳細については、www.gmc-uk.org/doctors/registration_applications/routeF.aspを参照してください。
OETのMC英語テスト要件の詳細については、www.medicalcouncil.ie/Registration-Applications/First-Time-Applicants/English-Language.htmlを参照してください。
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