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日 本国 内 にお いて 、原 則 とし て 、申請 日 の 時点 に おい て2 年 以 上 、英 語 に係る資 格 ・ 検定 試 験が 広く 実 施 され て いる 実績 が あ るこ と 。 |
ケンブリッジ英語検定は、100年以上の歴史ある試験で、日本では1939年に日本初の試験センターが横浜に誕生、1941年に日本初の合格者が記録されました。「Key:キー」、「Preliminary:プレリミナリー」、「First:ファースト」、「Advanced:アドバンスト」、「Proficiency:プロフィシエンシー」の5つのレベルから成り、多様な生徒・学生の能力への適合性を満たす試験です。2009年以降、中高生対象の「フォー・スクールズ」シリーズが加わり、学校教育との効果的な連携も可能になりました。
A2 Key/Key for Schools
B1 Preliminary/Preliminary for Schools
B2 First/First for Schools
C1 Advanced
C2 Proficiency
英語レベルチェックテスト |
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日 本 国 内 に お い て 広 く 高 校 生 の 受 検 実 績 や 大 学 入 学 者 選 抜 に 活 用 さ れ た 実 績が あ る こと 。 |
高校生の受検者数 (2017年度実績) ※日本で受検した15-18歳で「Secondary School(中等学校) の学生」と受検者情報アンケートに回答したデータに基づく  |
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1 回の 試 験で 英語 4 技 能の 全 てを 極端 な 偏 りな く 評価 する も の であ る こと 。 ま た 、 技能 別 の成 績を セ ン ター に 提供 する こ と が可 能 であ るこ と 。
た だ し 、4 技 能を 極端 な 偏 りな く 評価 して い る 試験 で あっ て、 テ ス ト設 計 上、4 技 能 別の 成 績 を示す こ と がで き な い場 合 に は 、4 技 能 別の成 績 表 示に 最 も 近い方 法 で 成績 を 提供 する こ と が可 能 であ るこ と 。 |
結果ステートメント(Statement of Results)の内容を参照ください。
A2 Key/for Schools
B1 Preliminary/for Schools
B2 First/for Schools
C1 Advanced
C2 Proficiency
Q1. A2 Key/for Schoolsの全体評価(Overall Score)について
A2 Key/for Schoolsでは、Reading (R)とWriting (W) の技能評価が合計して表示されています。全体評価(Overall Score)は各技能の平均点ですか?
A1. 全体評価は、以下のように算出されています。
(A2 Key/for Schoolsの計算式は)「(RW+L*+S**)÷3」ではなく、「(RW×2+L+S)÷4で四捨五入」になります。
(サンプルのスコアは、A2 Key/for Schoolsの結果ステートメントより抜粋して使用)
Q2. B2以上の4技能評価の報告について
B2以上のレベルの試験には「文法・語彙(Use of English)」が5つ目の技能として扱われ、スコアレポート中では独立したスコアが記載されていますが、大学入試英語成績提供システムへの参加の際には、4技能別スコアはどのように提供されますか?
A2. 5つの技能のスコアで判断頂きたいところですが、しかしながら、今回のシステム参加要件においては4技能のスコアが求められていますので、以下のように4つの技能のスコアとしては、ケンブリッジ英語検定で通常提供しているCambridge English スケールスコアを活用頂き、全体評価(Overall)として5番目の技能として提供するUse of English(語彙・文法力)の要素も反映されたスコアを活用頂くことが適切と考えます。
※つまり、4技能のスコアは、結果ステートメントにあるスコアをそのまま利用、全体評価(Overall)についても、結果ステートメントにあるスコア(上記例では172)をそのまま活用することになります。 |
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高 等学 校 学習 指導 要 領 との 整 合性 が図 ら れ てい る こと 。 |
「A2 Key」の試験は、もともと日本の高校生を対象に「読む」「書く」「聞く」「話す」の初歩的な4技能を測るために日本で新たに作られた試験で、当時の学習指導要領(1978年)、国公立大学共通一次試験など、日本の教育事情を考慮して作成された試験です。また、新学習指導要領では、国の指標形式の目標において五つの領域として、「話すこと」が、「話すこと(やりとり:interaction)」、「話すこと(発表:production)」として示されることになりましたが、ケンブリッジ英語検定のスピーキングテストではすでに「やり取り」「発表」に対応しているなど、現在でも日本の学習指導要領と高い親和性が見られます。
【ご参考】高等学校学習指導要領との整合性について |
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CEFR( Common European Framework of Reference for Languages ) (ヨ ー ロッ パ言 語 共 通 参 照 枠 )と の 対 応 関 係 並 び に そ の 根 拠 と な る 検 証 方 法 及 び 研 究 成 果 等 が公 表 さ れて お り、 実施 主 体 にお い てそ の対 応 関 係を 検 証し てい く 体 制が 整 って いること。 |
ケンブリッジ英語検定は、CEFRの共著者の1人であるDr. Brian Northが指摘したように、CEFRの初期開発に重要な役割を果たしました。
“Using the CEFR: Principles of Good Practice”(October 2011), P28
‘… the process of defining these [CEFR] levels started in 1913 with the Cambridge Proficiency Exam (CPE) that defines a practical mastery of the language as a non-native speaker. This level has become C2. In 1939, Cambridge introduced the First Certificate (FCE), which is still seen as the first level of proficiency of interest for office work, now associated with B2.’ (North:2006)
「これらの[CEFR]レベルを定義するプロセスは、1913年に非母語話者としての言語の実用的な熟達者を定義するケンブリッジ・プロフィシエンシー英語検定(CPE)とともに始まりました。このレベルはC2と定義されました。 1939年、ケンブリッジはファースト・サーティフィケート(FCE)を導入しました。これは今でも企業が求める語学熟達度の「最初のレベル」とされ、現在はレベルB2に関連付けられています。」(North:2006)
「ケンブリッジ英語検定とCEFR」についてまとめた報告書はこちらを、「CEFRとの対応関係と検証」については、こちらのページをご覧ください。 |
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毎 年度 4 月か ら 12 月 ま で の 間に 複 数回 の 試 験を 実 施す るこ と 。 そ の 試 験に 申 し込 んだ 受 検 希望 者 の受 検機 会 の 確保 に 努め るこ と 。 |
現在ケンブリッジ英語検定は、以下の認定試験センターで実施しています。おって、各センターの公開テストの日程等情報を掲載する予定です。
ケンブリッジ大学英語検定機構認定
試験センター
JP181 北海道試験センター
JP004 英会話教室ルナ インターナショナル
JP040 株式会社ジャスティー
JP026 学校法人 河合塾
JP029 Z会アセスメントセンター
JP065 近畿試験センター
JP176 西日本試験センター |
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経 済的 に 困難 な受 検 生 への 検 定料 の配 慮 な ど、 適 切な 検定 料 で ある こ とを 公表し て い るこ と |
一定の条件のもとに検定料の低減を検討中。
ケンブリッジ英語検定の受検料について、詳細はこちらをご覧ください。 |
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障 害等 の ある 受検 生 へ の合 理 的配 慮を し て いる こ とを 公表 し て いる こ と。 |
ウェブサイト「受検上の配慮」のページをご参照ください。
Q. 受検上の配慮として一部技能の免除を行った場合、どのように成績表示されるのか。
総合スコアはどのように扱われるのか。
A. 一つの技能テスト(例:リスニングテスト)が免除になった場合、そのスキルの成績の箇所に「EXEMPT」と、記載されます。
受検上の配慮が講じられた場合は、認定証のグレードの横に✝が付され、裏面にその旨補記されます。ただし、 EXEMPT(免除)になった場合、Cambridge English スケールスコアは免除されたスキルテスト(例:リスニングテスト)以外(例:リーディング、ライティング、スピーキングテスト) の平均値で全体評価が求められます。
「EXEMPT」免除により、全体評価にマイナスの影響が与えられることはありません。 |
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試 験監 督 及び 採点 の 公 平性 ・ 公正 性を 確 保 する た めの 方策 について
(1)会場 ご と の実 施 責 任 者及 び 各 室ご と の 試 験監 督 責 任者に関すること
(2)受 検 生の 所属 高 等 学校 等 の教 職員 が 採 点に 関 わら ない こ と |
不正防止対策の一環として、試験監督を受検生の所属高等学校等の教職員に依頼することはなく、リーフレット「セキュリティ、一貫性、不正防止対策について」にて案内しているように採点同様に試験監督についても利益相反による問題が生じないよう、試験センターのスタッフ、もしくは規定のトレーニングを施し、誓約書を交わした外部の人員による体制で試験運営に臨むことになっている。(以下、上記リーフレットより引用)
試験管理者・試験監督
試験管理者や試験監督は全て、人物審査に合格しており、 不正行為を見破る方法など、テスト手順のすべての分野 で十分なトレーニングを受けています。
採点と成績報告書発行時のセキュリティ
採点およびテスト結果を発表する前の厳正な確認など、 試験実施後も高度なセキュリティ対策が取られています。
採点:ケンブリッジで一元管理
試験センターが採点を行うことはありません。スピーキングテストは、十分な訓練を受けた資格を持つ試験官によって、試験会場で採点されます。筆記試験の解答用紙は、試験終了後直ちに梱包され、ケンブリッジ本部に返送されます。 コンピュータ版テストでは、受検者のレスポンスは暗号化されケンブリッジに直接返信されます。
試験官と受検者の利益相反の防止
試験官(ライティング採点官、スピーキング試験官<次頁表中はSEと表記>)と受検者の間で利益相反の危険が起こらないよう、試験結果の 一貫性を保証するためのシステムが確立されています。 ライティングの解答用紙は、利益相反を回避するために匿名化され、ランダムに採点官に割り当てられています。 |
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採点 の 質を 確保 す る ため の 方策 を公 表 し てい る こと 。 |
採点に関わるプロセスについて
リーディング・リスニングについては、既に自動採点システムを導入済みです。
ライティング、スピーキングテストの採点(パフォーマンス評価)については以下のとおりです。
ライティング採点官のための完全質保証プロセス
採用、事前トレーニング、本トレーニング、採点スキル検定を含むライティング採点官のための完全質保証プロセスが構築されています。なお、スピーキング試験官も同様の完全質保証プロセスで管理されています。
高機能オンライン評価システム
ライティング用オンラインスクリプトを採点し、採点スキルを認証する質保証システム。同システムで採点スキル検定を実施。質保証管理の一環。
プロフェッショナルな試験官チーム編成
ライティング採点官のパフォーマンスはチーム・リーダー(TL: Team Leaders) が監督し、さらにチームリーダーは首席試験官(PE: Principal Examiners) によって管理される。
なお、スピーキング試験官も同様の完全質保証プロセスで管理されています。
CambridgeオンラインRM評価者システム
採点官が特定の受験者、言語グループ、出身国等に偏らないよう同システムでランダムに選出される仕組みで管理。同システムを使い、採点官の採点結果についても質と一貫性担保の観点からモニタリングを実施。採点期間中、TLおよびPEは採点の進捗状況をシステムで把握でき、必要に応じて支援を行っています。
オンライン試験官管理システム
オンライン試験官管理システム(Online Examiner Management System)と評価スペシャリストポータルサイト(Assessment Specialist Portal)でライティングおよびスピーキングの全試験官を管理します ※なお、「ケンブリッジ英語検定の試験官になるには」(Become a Cambridge English examiner:英語ページ)には資格要件等の情報が記載されています。 |
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不正 、 情報 流出 等 の 防止 策 及び 不測 の 事 態発 生 時の 対処 方 策 を公 表 して いること。 |
不正防止のための対応方策(事前)は次のとおりです。
試験日を世界統一日で実施。
IDチェックの徹底*
カメラ(複写機能)、録音機能があるため、試験会場へのスマホ等の電子機器持ち込み禁止を徹
底し不正防止策としている。
試験当日の写真撮影(First以上は義務、その他は希望があれば撮影)
(スピーキングテスト)
待っている間、常に監視するスタッフを配置する
動線が終わった受検者とこれから受ける受検者が重ならないよう配慮
<ID確認の要領>
以下のいずれかをIDとして提示。提示できない場合は受検を許可しない。
①パスポート原本
②(パスポート未取得、17歳以下の場合)事前に申請した受検者IDフォーム(写真付き)
③国が発行している写真付きID(マイナンバーなど)
④学校が発行する写真付き学生証(ただし、ID用に使うための事前申請が必要)
※いずれも原本のみ可(コピー不可)。有効期限内のもののみ可。
※宗教上の理由で受検者が顔を覆っている場合は、女性スタッフが受検者と個室へ移動して確認する。
※ID内容に疑念が生じた場合、IDに記載された内容を質問。答えられない場合、受検させず、責任者に連絡する。
例)ID確認のタイミング
集合時(受付)、入室時、各テスト(コンポーネント)開始前もしくは開始後15分以内のタイミングで実施、リスニングテストの場合、開始後のチェックは不可なので、開始前に行う。スピーキングテストでは、待っている間と(面接の行われる部屋への)入室前の2回実施する。
※対処方法については、ウェブサイト「迷惑行為・不正行為への対応」のページをご覧ください |